クラシックをスマートに!

アマチュア音楽家歴15年の筆者が音楽生活に役立つ知識などを書いています。

バイオリンを始めるなら絶対に先生に習ったほうがいい!その理由

 

みなさん、こんにちは!

 

今回は、これからバイオリンを始めることを検討しているかたのために、先生に習うメリットを解説していきたいと思います。

いざ始めようとなったときに、独学か先生を探すかは悩むところですが、その参考にしていただければ幸いです。

 

また、僕がバイオリンをやっていることもあってバイオリンのことを前提にしていますが、基本どの楽器にも当てはまるのではないかと思います。

 
 
 

ではどうぞ。

 

 

 
 

独学では無理なのか?

 

決して不可能ではありません。
しかし、私は絶対におすすめはしないです。
なぜなら、楽器をはじめてから「音楽そのものを楽しめるようになるまでの時間」は思っている以上に長いからです。


最初は音階からはじめて毎日毎日基礎練習をして、2、3か月たった頃にようやく何曲か童謡のような簡単な曲を弾けるようになる、といった感じです。
例えば、情熱大陸をかっこよく弾きたい!というのなら最低2年ほどは練習期間が必要でしょう。

 

また、楽器を独学で練習したことのあるかたはわかるかもしれませんが、独学でやっていると
「この弾き方はあっているんだろうか」とか
「いろんな情報がネットにありすぎて何を信じればいいかわからない」
といった不安に襲われます。

 

そんななかひたすら一人で練習を続けるというのは、とてもモチベーションが続く作業ではありません。
このことはバイオリンだけではなく、基本的にほとんどの楽器にあてはまるものでしょう。

 

それに、そもそも楽器というのは一人で弾いてもあまり面白くはなく、仲間と一緒に何かを弾いたり自分の上達をみんなに認めてもらったりといったときにこそその楽しさがわかるものです。

 

先生に習うことによってこれらの条件をクリアし、楽しく達成感をもちながら楽器を続けることができます。

 

具体的にどういうことなのかをみていきましょう。

 
 

 楽器を先生に習うメリットとは?

1.技術的な不安が消える

 

まずはこれですね。
要するに「技術を教えてもらえる」ということです。
先生に習うメリットで一番に思い浮かぶのがこのことでしょう。

 

これだけだと、「今の時代なら習わなくてもいろんな情報がネットで手にはいるから大丈夫」という人がいるかもしれません。確かに情報「量」だけならそうかもしれません。
しかし楽器の弾き方には様々な流儀があり、ネットでバラバラのところから情報を集めているとちぐはぐな弾き方になりますし、サイトによって言っていることが違うということもしばしばあります。

 

何を信じていいかわからないという状態で練習をするのはとてもしんどいことですし、練習そのものに集中できなくなってしまいますよね。
この点、先生は一人の人間であり、自分のなかで洗練してきたひとつの体系的な弾き方をもっています。
その弾き方にそって教えてもらい、またあなたが信頼して先生についていくことで余計な情報に惑わされず練習そのものに集中することができるのです。

 

また、自分に変な癖がつき始めたときにすぐ修正してもらえるのも独学にはない大きなメリットでしょう。

 
 
2.モチベーションが維持できる
 

楽器を始める前はあまり考えないかもしれませんが、モチベーションというのは非常に大切です。
年単位で継続してこそ、その本当の楽しさや憧れの曲がひける嬉しさに触れることができるというものです。

 

しかし残念ながら、人間というものはすぐに成果がでないものは楽しくないと思ってしまう生き物です。
最初はヤル気満々ではじめても思うようにいかず、楽しみを知る前にやめてしまった・・・という人がなんと多いことか。
せっかく始めた趣味なんですから、どうせなら長い間付き合っていきたいですよね。

 

先生のところに通っていれば、「今週は先生のところにいくから練習しなきゃ」といったモチベーションができます。
やる気にムラがある方もとりあえず通い続けることによって、完全にやめてしまうのを防ぐことができます。
「すこしの緊張感」が生活にハリをもたらしてくれますよ。

 

また、先生は生徒のモチベーションを保つために様々な工夫をしています。
毎週課題を出す、というのもその一つでしょう。
課題というと嫌なイメージがあるかもしれません。
しかし、とりあえず今週はこれをやる!という目標があると集中力は全く違います
あの曲を弾きたい!などの目標は年単位で達成することで、実際には非常に漠然としたものです。
ひとつひとつ階段を登るように、毎週毎週の課題をこなしていくというのが、楽しく効率良く楽器を続けることができる一番の方法なのです。

 
 
3.発表会がある
 

先生のところに通っていると、生徒達が練習してきた曲を披露する発表会に参加することになるでしょう。
とても緊張しますし恥ずかしいと思うかもしれませんが、この適度なプレッシャーこそが大切なことなのです。

 

私なんかが・・・と思わずに、自信をもって弾いてください。
みんな最初は初心者なんです。

 

それに「人に見られる、だからうまく弾きたい」
というのは最高のモチベーションです。

 

どきどきしながら舞台にでて、弾き終わったあとの達成感!
あーもっとああすればよかったな、という悔しさもその後のやる気に繋がりますよね。
こういったことは一人で弾いているだけでは絶対に味わえませんよ!

 
 
 
4.仲間ができる
 

これはどんな先生のところに通うかによりますが、教室に通っている人同士で仲良くなれることがあります。
特に発表会で知り合ってそのまま交流が続くというパターンも多いようです。

 

最初から同じ趣味を持っているとわかっている者同士なので共通の話題がありますし、その繋がりでアンサンブル団体に所属したりということもできます。
趣味を始めることによって交流が広がっていくのは素敵ですよね。

 

もちろんあまり人と仲良くはしたくないという方も、それはそれで大丈夫です。
人と仲良くしなければならない、というような場面は絶対にないですから。

 
 

先生の探し方は? 

ここまでは先生についたほうがいいよ!ということを書いてきました。
しかし実際問題、いい先生を探すというのは難しいものです。
 
地元で評判の先生などいればいいのですが、だれしもそういう情報をもっているわけではないですし、最初に連絡を取るのもなんだか敷居が高い感じがしますよね。
実際そういう理由で、レッスンにはいきたいけども行ってないという方は僕の周りに多くいました。
これはとてももったいないことだと思います。
せっかく新しいことにチャレンジするチャンスなのに・・・。
 
しかし今は噂で情報を集めるしかなかった昔と違って、いろいろな情報を教室側がインターネット上に載せていますので、自分に合ったレッスンを見つけることができるのです。
 
そのなかでもいくつかよさそうな候補を見つけましたので紹介していきます。
 
 
おすすめ音楽教室一覧
 
今回は大人でも気軽に始められて、なるべく多くの教室があるもの基準にを選びました。
 
 
 
まずは、山野楽器 というところが運営している教室です。
この山野楽器は1965年から教室事業を展開しており、音楽教育に関する豊富なノウハウを持っています。
初心者の方もここなら安心して楽器を始められると思います。

 またコース自体も豊富であり、一人で受けるレッスン以外にもアンサンブルコースというものがあり、そこで他の方と一緒にアンサンブルをすることもできます。
仲間を見つけるという意味でもかなりおすすめですよ。
また、体験・見学(無料)をすることもできるので、興味のあるかたは一度行ってみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 

まとめ

 

以上、どうでしたでしょうか。
ここまで書いてきたように先生のところへ通うと様々なメリットがあります。
これはやはり一人で練習しているだけでは味わえないものばかりですから、今から楽器を始めようと思っている人はぜひ独学ではなく先生に習ってみてはいかがでしょうか。

 

そしてゆくゆくは地元のアマオケや音楽団体に所属するのもよし、新しくあった友達と音楽について語り合うもよし、ですよ。
みなさんの音楽生活の充実を願っています。

 
 

では、次の記事でお会いしましょう。