これが本当の「初心者向けクラシック」だ!!バイオリンの珠玉の小品たち
どうも、こんばんは。
今回は、僕が思う
「本当の初心者向けクラシック」
をあげていきたいと思います。
なぜこの記事を書こうと思ったか?
すいません、この項目は僕の単なる個人的意見なので読み飛ばしていただいて結構です・・・。
上の目次から曲リストに飛べます。
ずっと思っていたのです。
なぜクラシック音楽にはこんなにも素晴らしい曲があるのにあまり人気がないんだろう?と
そして自分がクラシックを好きになったきっかけや、昔のことを思い返してみて、あることに気づきました。
巷で「初心者におすすめのクラシック」とされているものは、実はそれほど初心者向けではないことが多いのです。
「クラシック おすすめ」という文字で検索して出てきた記事を見てみると、大体がベートーベンやモーツァルトなどの交響曲などをあげています。
もちろんモーツァルトやベートーヴェンは偉大な作曲家ですが、今までクラシックを聴いたことがない人に対して、40分程度の交響曲は長すぎます。
また、ベートーヴェンの曲は第九の合唱部分などが有名ですが、最終的にそこにたどり着くまでに長い長い積み上げ部分があり、総演奏時間は1時間を余裕で超えます。
また、モーツァルトの小品やタイスの瞑想曲など聞きやすい曲をあげているサイトもありますが、それはそれで日本人の耳になじみすぎていて、新しく音楽に触れたという気にならないんだと思います。
じゃあなにがいいのか、と考えたときにぴったりと当てはまったのがバイオリンの小品(~10分程度のバイオリン+ピアノ伴奏の曲)でした。
このジャンルは古くからメジャーで大量の曲がありますし、短時間でバイオリンがかっこよく観客の心をつかめるように作曲されています。
これこそクラシック初心者にはピッタリじゃないか、ということでこの記事を書こうと思ったわけです。
長い前置き失礼いたしました・・・。
では、どうぞ!
オススメ曲リスト!(バイオリン小品編)
「スケルツォタランテラ」 ヴィエニャフスキ作曲
Wieniawski -- Scherzo Tarantelle Op. 16
もう、出だしからかっこいい。
このヴィエニャフスキという人は、パガニーニ、サラサーテとともに「世界三大バイオリニスト」に数えられる人物で、自分の技巧を披露するための華麗な曲をたくさん書きました。
しかし技術を見せびらかすだけではなく、時折印象的にあらわれる民族的な美しいメロディこそが彼の真骨頂だと僕は思います。
とにかくかっこいい!!
序奏とタランテラ サラサーテ作曲
Sarasate: Introduzione e Tarantella - Krylov & Canino
前述の世界三大バイオリニスト、サラサーテ作曲です。
この曲は一分半ほどの美しいメロディーの「序奏」の後、技巧を駆使した「タランテラ」部分が現れます。
その印象の違いが魅力ですね。
モスクワの思い出 ヴィエニャフスキ作曲
Rosand Wieniawski-Souvenir de Moscow
※曲は26秒~
この曲は、ヴィエニャフスキがロシアを旅行して回った際に書いた曲。
ちなみに、この曲の主題(3:05~)は、当時ロシアで流行していた歌謡曲「赤いサラファン」をもとにしています。
サパテアード サラサーテ作曲
Midori Goto Sarasate Zapateado
このリストはまた更新していく予定です!