老人ホームなどでのボランティア演奏!気を付けることは?
みなさんこんにちは
音楽、楽しんでますか?
なにかの音楽団体に参加していると、たまに老人ホームなどからボランティア演奏の依頼を受けたりすることがあります。
そういう経験は一人で楽器を弾いていてもできませんので、団体に所属するひとつの醍醐味でもあるわけですね。
私も大学オーケストラにいた頃はよく老人ホームで演奏してささやかなお代をいただいたりしたものです。
しかしながら、この以来演奏、なかなか難しいんですよねぇ
今回は私がそういったボランティア演奏をするなかで感じたコツや気を付けるべきことをまとめました。
色んな場面に当てはまることが多いので、
これからボランティア演奏にいく予定がある方もない方も参考にしていただければと思います。
クラシックの[演奏会]とは全く違うと言うことを意識する
当たり前ですが、これは最初の意識として非常に重要です。
そもそもクラシックの演奏会は、それを[聞きたい]と思っている方々がわざわざホールまで足を運んできてくれているので、お客さんは最初から演奏を集中して聞いてくれます。
しかし、ボランティア演奏などでこちらから出向いて演奏する場合は全く話が違ってくるんですよね。
メインの催し物は別にあったり、クラシックに全く興味のないお年寄りの方たちを相手にすることが多いですから。
要するに、こちらにあまり興味がない場合がほとんどだということですね。
演奏する場所はいろいろあると思いますが、大体の場合これが当てはまると思います。
いや、それならそもそも依頼されないんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、
大抵の場合、依頼してくれる人(老人ホームの職員さんやイベントの実行委員)と
演奏を聴く人は別人なのでこういうことが起こるわけです。
この状態で、
とか言って淡々と弾きはじめてしまうともうアウトです。
面白い解説、圧倒的な音色などあれば別かもしれませんが、なかなかアマチュアには難しいでしょう。
バンドなどと違って、クラシック演奏家はあまりそういうことを意識しない人が多いと思いますので、最も意識が必要なところでしょう。
では、上記のことをふまえて、具体的にどのようにすれば受けがよいのかを書いていきます。
相手が知っている曲にする
正直、身も蓋もない気もしますが、これが一番楽しんでもらえます。
やはり曲をしっているというだけでお客さんの食いつきは全く違いますし、その曲でツカミをしっかりできれば、その後多少ならクラシックなど知名度の低い曲をいれても聞いてもらえます。
自分が弾きたいから弾く!ではなく、いかにお客さんに楽しんでもらえるかを考えて選曲を行うのが大事だと思います。
オススメの曲などはこちらで紹介していますので、ぜひご覧ください。
音だけでなく体全体を使ったパフォーマンスをする
先ほども書いたことですが、以来演奏の場合お客さんはクラシックの演奏会を聴きに来ているわけではありませんので、ただ粛々といい音楽を弾いても反応はいまいちです。
お客さんが求めているのは、ただ「楽しめるかどうか」です。
なので演奏だけにこだわらず、自分のすべてを使ってパフォーマンスすべきです。
この動画は僕が大好きな演奏なのですが、盛り上げるためにいろんなことをしています。
掛け声を入れてみたり、音で遊んでみたりといった具合に。
もちろん、この方たちはプロですのでここまで上手に盛り上げたりはなかなか難しいですが、学べるところは多いと思います。
一番基本的で重要なことは、音楽に合わせて体を動かしながら(ノリながら)弾くことですかね。
これだけで見てるほうもかなり乗りやすいです。
お客さんにも参加してもらう
これができれば結構いい感じに盛り上がってもらえるのですが、使える場面が限られているのも事実かと思います。
僕が実際やったのは、老人ホームの演奏で童謡を演奏する際に歌詞カードを配って一緒に歌ってもらうというものです。
これは実際にかなり楽しんでもらいましたので、ぜひみなさんもやってみてください!
一番重要なこと
ここまでつらつらと書いてきましたが、一番大事なことは
自分たちが楽しそうに弾くこと
です!!
上の動画でもそうですが、弾いている人たちが本当に楽しそうなので、みているこちらもついつい笑顔になってしまいますよね。
人を楽しませるということの本質はそういうことだと僕は思います。
では、みなさんもよい音楽ライフを!