アマオケの曲目に迷ったらこれ!おすすめ曲集(中プロ編)
みなさんこんにちは!
アマチュアオーケストラに所属していると、演奏会の曲目を自分たちで決めなければなりませんよね。
色んな曲を調べるのは楽しい反面、アマオケならではの制約などがありなかなか決まりにくいのが現実だと思います。(この「曲決め」が原因で起こったオケ内紛争は数知れず・・・。)
その中でも特に決まりにくいのがこの中プロでしょう。
序曲や交響曲に比べて曲数が少ないことや、有名な曲が少ないことが原因だと思われます。
今回はその中プロで、アマチュアにおすすめの曲を厳選してみました。
有名曲から隠れた名曲まで取り揃えていますよ!
- 1.くるみ割り人形 チャイコフスキー
- 2.「わが祖国」よりモルダウ 作曲者:スメタナ
- 3.ガランタ舞曲 作曲者:コダーイ
- 4.「韃靼人の踊り」 作曲者:ボロディン
- 5.ロミオとジュリエット 作曲者:チャイコフスキー
- 6.雌鹿 作曲者:プーランク
- 7.火の鳥 1919年版 作曲者:ストラヴィンスキー
1.くるみ割り人形 チャイコフスキー
Tchaikovsky - The Nutcracker Suite, Op 71a
言わずと知れた名曲ですね。
誰もが聞いたことのあるメロディー(最近はソフトバンクのCMなどでさらに有名に)がたくさんでてくるので、まだまだ有名な曲をやりたいという学生オケや、客層がクラシック初心者ということが予想されるような演奏会の際には特におすすめできます。そこまで難易度も高くありませんし、さらにこの組曲はチャイコフスキー自身が抜粋しているので、バレエ音楽の中から自分たちで曲を抜粋して選ぶというような手間もかかりません。
・第1曲目「小序曲」が難しい!
可愛らしいメロディーで始まるこの曲ですが、バイオリン(特に1st)はかなり難しいです。非常に高い音程で細かい動きをするのでなかなかきれいに合わないんですよねぇ。練習期間が十分あるならいいんですが・・・。
・他のオケとかぶる!
非常に有名な曲なので他のオケと曲目が被る確率大です。
うーんこればっかりはどうしようもない。
あと、ハープの大ソロがあるので上手い人を呼ぶ必要があります。
・まとめ
非常におすすめできる一曲です。
特に冬にやるのがおすすめですが、いつ演奏してもおかしくない王道の一曲といえるでしょう。
2.「わが祖国」よりモルダウ 作曲者:スメタナ
これもまた有名どころから一曲選びました。
有名な曲であり、オケ初心者客の評判はいい傾向にあります。
さらに裏技的ですが、「我が祖国」からもう一曲抜粋することによって時間の調整に使うことも可能です(笑)
ただ、冒頭に大きなフルートソロがあるので、信頼できる人がいないと不安かもしれないですね。
3.ガランタ舞曲 作曲者:コダーイ
Kodaly: Dances of Galanta / Premil Petrovic / No Borders Orchestra
この曲は日本ではかなりマイナーな部類に入ると思います。
僕も少し前までは名前すら聞いたことがなかったんですが、ドイツなどではかなりポピュラーで演奏機会も多いとのことです。
・エキゾチックな民族舞踊がとてもかっこいい!
僕がやった時はドはまりしました。正直、なぜこの曲が日本でもっと人気にならないかが不思議でなりません。
途中からのシンコペや妖しいリズムとメロディは最高です。
まさに心躍る一曲といえます。
9:33~が僕の一番好きな部分なので、時間がない方もそこだけは聞いてみてください!
・ソロパートが多い
木管楽器が非常に目立ちます。特にクラリネット。
音色も重要となってくるため、そのあたりが不安な場合は微妙かもしれません。
・弦楽器も難易度高し
非常に緩急のついた曲であり、早い箇所は本当に早いです。
そういった箇所で弦楽器は早弾きやシンコペを求められるので、難易度は上の2曲よりかなり高いと思います。
でもかっこいい!!
・まとめ
正直、この曲をおすすめしたくてこの記事を書いたといっても過言ではありません。
認知度もまだまだ低いですし、どんどん演奏してこの曲を広めてほしいです。
4.「韃靼人の踊り」 作曲者:ボロディン
だったんじんの踊りと読みます。
この曲もクラシックの中では非常にポピュラーな曲の部類に入るのではないでしょうか。
メロディの一部がCMに使用されたこともあり、クラシックは興味ないしこの曲名もしらないけど、メロディだけはしっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
5.ロミオとジュリエット 作曲者:チャイコフスキー
有名なシェイクスピアの劇を題材にしてつくられた曲です。
チャイコフスキー作曲というだけあってやはり人気曲ですが、難易度は結構高いと思います。
トランペットが目立つ部分や弦楽器のきれいなメロディ、細かい動きなどをきちんと表現しなければいい演奏にはならないでしょう。
ただ全体を通してとてもいい曲ですし、最後の盛り上がりも個人的に大好きな曲です。
6.雌鹿 作曲者:プーランク
この曲は日本ではかなりマイナーな曲の一つでしょう。
しかし、冒頭の明るく印象に残るメロディや、全体的に少し憂いを帯びた感じなどが僕はとても好きです。
他オケとのかぶりもほぼあり得ない曲ですし、ぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。
7.火の鳥 1919年版 作曲者:ストラヴィンスキー
この曲はかなりチャレンジングですが、ある程度うまいアマオケならできないことはありません。
また火の鳥にはいくつか版がありますが、この1919年版が中プロとして演奏するには最も適していると思います。
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この曲リストは随時更新していこうと思います!
ではまた次の記事でお会いしましょう!